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2010-10-23 (Sat)

深みへ

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引き続き『タイガーと呼ばれた子』を再読中♪
 
「どう書きはじめていいのかわからないけど、私、自殺しようと思っています。
薬も手にいれました。今ここにあります。後私に残されたことといえば、この手紙を書くことだけです。
すごくさびしいの、トリイ。私って何をしてもうまくいかないみたいで、もう心底疲れました。
こうすることが唯一意味のあることだと思うのです。でも、まずトリイに手紙を書きたかったのです。
トリイが私にしてくれたことすべてに、ありがとうといいたかったのです。
私はトリイが私のために何度も全力をつくしてがんばってくれたことを知っています。
そしてこれからもそうしてくれるだろうと、考えられることを誇りに思っています。
私がいつもトリイに感謝していたことをわかってほしいのです。
ただ、いろんなことがうまくいかなかったことが残念です」。
 
再会後、姿を消したシーラから届いた手紙。。。
 
“自分はシーラを見捨てた。シーラをはめた。
シーラのためを思って最善を尽くしたつもりだったけれど、ものごとはそんなに単純じゃない。
結果的にはシーラを深く傷つけ、苦しめることになってしまった。。。”
葛藤の末に、それでもそのことを認められるトリイは、強くて誠実な人だと思う。
普通ならたぶん、『シーラという子』の続編なんか書こうと思わないよね。
トリイは本当に正直な人なんだなぁ・・と、本を読み進めながら、つくづく思う。
 
「この世の中に自分の居場所がない人もいるのです、トリイ。
星の王子さまはこのことを発見しました。クレオパトラも。そして、私もそうみたいです。
ここには私のためのものは何もありません。私はどこか他の世界から来たみたい。
ここは私の場所ではありません。この世には思いのほかに悲しみごとがいっぱいです」。
 
シーラからのファックス。。。
 
もうちょいで、全部終わりそう。。。


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