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2010-10-19 (Tue)

シーラという子

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トリイ・へイデンさんの『シーラという子 虐待されたある少女の物語』を再読中♪
 
この本に出逢った日のことを、今でもハッキリ覚えてる。
書店で平積みになっていて、赤い帯に「ダニエル・キイス氏推薦」と書いてあった。
それで、手に取った。ふ~ん♪と思って。
私はダニエル・キイスさんの本が大好きだったから。
読みはじめて、頭クラクラした。
実話だとは思いたくないくらいに、何もかもが衝撃的だった。
 
シーラは6歳で、傷害事件を起こした女の子。
近所に住む3歳の男の子を連れ出し、木に縛り付けて火をつけた。男の子は重体。
シーラは精神病院に送られるはずが小児病棟に空きがなく、トリイの教室に送られてきた。
トリイの教室は「くず学級」と呼ばれるクラス。
施設に収容される前の最後の砦。見捨てられた子どものためのクラス。
自閉症や小児統合失調症、強迫神経症の子どもたち8人がいる。
 
シーラは不潔で、臭くて、まったくしゃべらず、決して泣かない子どもだった。
強くて勇敢。攻撃的で、敵意と人間不信の塊だった。シーラにとって、世界は敵だった。
虐待を受け、愛を知らずに育ったシーラは、全てを拒絶することで自分を守ってた。
そのシーラに、驚異的な根気と忍耐力で寄り添い続けるトリイの姿に、私は夢中になった。
シーラがやがて心を開き、癒されていったように、私自身も癒された。
年齢的にはすっかり大人になっていたけれど、私はこの本を子どもの気持ちで読んだ。
 
この本は、私の人生に変化をもたらすきっかけになった本。
あの日から14年経って、今、大人の気持ちでこの本を読んでいる。
崩れそうな今の私を、きっとまた救ってくれると信じて。。。


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タグ: トリイ・ヘイデン  児童虐待  シーラ     

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