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ロミオと呼ばれたオオカミ

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著者 : ニック・ジャンズ / エクスナレッジ

アラスカの町に現れた孤独な黒いオオカミの物語。
人々や犬たちと交流した6年間の記録。
ノンフィクション。

表紙の写真に目が釘付けになった。
本を読み始める前から、ロミオは私の心を鷲掴みにした。
読み始めて、さらに私はロミオに魅了された。

ロミオは風変わりなオオカミだった。
野生のオオカミなのに、誰かに飼いならされたり餌付けされたりしたわけでもないのに、飼い犬たちと交流したがった。犬と遊んだ。
人々と触れ合い、何人かの人とは深い友情を育んだ。
フレンドリーなオオカミの噂は広がり、たくさんの人が彼を見るためにやってくるようになる。
だけど野生動物との距離の取り方は難しく、人々は善人ばかりじゃない。
もうイヤな予感しかしない。
ロミオが大好きになってしまっていた私は、心をざわつかせながら読んだ。
そして泣いた。

彼は、悪意に満ちた人間に撃ち殺された。。。

適切な距離を保ちながらロミオと友情を育んでいたハリーさんの夢の話が印象的だった。
それはロミオが撃たれる夢。
ロミオの苦しみがハリーさんに伝わった。
そういう不思議なことって、本当にある。
本当に、ハリーさんはロミオと友達だったんだよね。
ハリーさんが、ロミオを守れなかったことをどれほど悔やんだだろうと思うと、切ない。

ロミオは、たくさんの人に愛されてた。
逞しくて賢いオオカミだった。
残酷な殺され方をしたけれど、それでも彼は平均的な野生のオオカミの寿命より長く生きた。
人々や犬たちと触れ合い続けた6年間は、彼にとってどんなものだったろう?
どうして彼はそうすることを望んだんだろう?
どうしてだろうね???

今、気持ちはとてもとても重い。
でも、この本に出逢えて良かったと心から思う。

表紙以外にもロミオの写真がたくさん収められています。


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