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南三陸日記

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著者 : 三浦英之 / 集英社

被災地に住み込んで人々と暮らしながら書かれたコラムをまとめたもの。
文庫化を機に勇気を出して買ってきた。
震災関連の本は辛すぎて、ずっと手に取れずにいたんだけれど。。。

ぽろぽろ泣きながら読んだ。
ときどき本を閉じて気持ちを整えながら、読んだ。
ひとつひとつの命に、ひとりひとりの想いに、しっかり寄り添いながら書かれてた。
人々の写真もたくさん収められていて、それがすごくいいと思った。
ちゃんと顔が見えるって、いい。
あの震災を生き延び、深い哀しみを抱え、厳しい現実に向き合い、それでも日々を懸命に生きている人々の姿を、しっかり覚えておこうと思った。
人は忘れる生きものだけど、忘れてはいけないことがぎゅっと詰まっている本だった。
辛い内容だったけれど、でも読んで良かったと、心から思う。

あの日から、8年。
でも、まだ終わっていないんだよね。。。

あとがきでの三浦さんの、「『生きる』ということは、『守る』ということなのだと、私は今回の震災で改めて学びました。守るべきものはいつだって、小さく、ささやかで、壊れやすい。それらをどうやって守っていくのか、そのヒントのようなものを、私はこの被災地で学んだような気がしています。出会えた多くの『家族の風景』に、心から感謝しています」という言葉と、ご自身の家族への愛も、印象的でした。

これは読むべき本だと思います。


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タグ: 三浦英之  東日本大震災 

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