Fluffy

想いいろいろ。本や映画の感想などを綴っています。

Top Page › 読書感想 › 絵本 › のにっき
2010-03-21 (Sun)

のにっき

84.jpg

著者 : 近藤 薫美子 / アリス館

動物の死体が朽ち果てていく様子を克明に描いた絵本。
晩秋から春までの命の物語。。。

ある秋の日、いたちが死んだ。
野ざらしになった体には、やがて虫たちが集まってくる。
ハエがやって来て、蛆がわいて・・。
小鳥が巣作りのために毛を持ち帰ったり・・。
いたちの体はどんどん形が崩れていく・・。
だけど、それは決しておぞましいことではなく、大切な自然の営み。
そして春が来て、花が咲き乱れ、蝶が舞う。
命は、廻る。。。

集まった虫や小鳥、小動物たちが何をしようとしているのかは、ふきだしのセリフでわかりやすく説明されています。
その様子がとても可愛らしくて・・。暗さは全くない。
作者の近藤薫美子さんは、いたちが朽ち果てていく様子を、不思議な感動と静かな畏れを抱きながら見つめ続けたそう。。。

死が遠く離れたものとなってしまっている今の子どもたちに、自然と切れてしまっている大人たちに、ぜひ読んで貰いたい!と思った。
素晴らしい絵本です。


関連記事



タグ: 近藤薫美子  自然  動物  昆虫  生と死  いのち 

Comment







管理者にだけ表示を許可